第34回日本感覚統合学会研究大会

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日程表(PDF)

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注)現在のプログラムは、暫定版です。後日変更になる場合があります。

特別講演Ⅰメインホール[1日目 13:30~15:15]

「子どもの心の動きを「接面」から感じ取る」

講師:鯨岡 峻(京都大学名誉教授)

人を対象とするあらゆる実践は、対象者と実践者との「接面」で生じている目に見えない心の動き、情動の動き、身体感覚の動きが、その展開の鍵を握っている。そこに踏み込んでこそ、実践の「質」を議論することができる。しかし、それらは目には見えないものなので、接面の当事者である実践者がその体験をエピソードに描かない限り、実践者同士で互いに経験を交流させることができない。実践の機微に入り込み、その「質」を議論するための方途を論じてみたい。

特別講演Ⅱメインホール[2日目 10:30~12:15]

「発達的少数派:発達障害の新しい捉え方」

講師:林 隆(医療法人テレサ会 西川病院 発達診療部 部長・発達障害研究センター センター長)

小児期は心身ともに発達変化するのが当たり前で、症状固定を基軸にする既存の障害の捉え方は発達障害にはなじまないし、DSM-5等の診断基準も診断に必要な定義にすぎず、支援を意識した発達障害の理解にはなじまない。発達障害の理解には多数派に対する少数派という捉え方が必要である。発達障害を狭義の疾病や障害ではなく、社会の少数派と捉えることにより、肯定的に捉えることが出来る可能性がある。発達障害のある子は、実は本人が一番困っており、「困った子」ではなく「困っている子」と言い換えると様々な支援のアイデアは湧いてくる。

演題発表
口述発表メインホール[1日目 10:00~10:50、11:00~11:40 / 2日目 9:30~10:10]
ポスター展示イベントホール [1日目 / 2日目]

26日ポスター待機12:45~13:15

27日ポスター待機12:30~13:00

会員の方々から、日々の実践や研究成果について、口述発表とポスター発表の2つの形式で報告して頂きます。発表者の日々の成果について、ぜひお聞き下さい。

実践シリーズ①・②

実践シリーズ① (保育士・教員向け)メインホール[1日目15:30~17:00]
実践シリーズ② (会員向け)国際会議室[1日目15:30~17:00]

SIの視点から子どもの内的欲求を理解した日々のかかわりや、セラピーがどのように成功体験の積み重ねに結びつくかについて、2つの実践講座を行いたいと思います。

実践シリーズ①:保育士・教員向けに「毎日のかかわりの中に生かせる感覚統合の視点」とし、感覚統合の基礎が分かり、生活や集団場面に行かせるポイントをお話しして頂きます。

講師:酒井 康年(うめだ・あけぼの学園)

座長:岩永 竜一郎(長崎大学大学院 医歯薬学総合研究科)

実践シリーズ②:会員向けに、セラピーでの実践の内容で「内的欲求と感覚統合療法」とし、セラピーの中で内的欲求について、どのように評価し、アプローチしていくのか、その成果の実際までをお話しして頂きます。

講師:加藤 寿宏(京都大学大学院 医学研究科)

座長:日田 勝子(国際医療福祉大学 福岡保健医療学部)

体験①22会議室、2Fサブホワイエ[1日目 11:00~11:50 / 2日目 9:30~10:20]

「遊びのレシピ」

講師:佐々木 清子(心身障害総合医療療育センター) / 濱中 真美

定員:

30人程度(当日受付)
26日・27日ともに、9:00~受付にて整理券を配布します。

感覚統合遊びをしたくても、トランポリンやブランコがないからできないと思っていませんか? 今回は、毛布、紐、新聞紙、紙コップ、空き缶、100円程度で買える物等、身近なものを使って、手先の操作を促す遊びや全身を使った遊びを紹介します。こんな身近なものでも、ちょっと工夫すれば感覚統合の要素がたっぷり。一緒に体験してみませんか。

体験②21会議室[1日目12:00~13:30 / 2日目12:15~13:15]

「感覚統合の視点を生かした楽しい教室づくりと教材教具の展示」

講師:樋口 陽子氏(小倉南特別支援学校) / 佐藤 和美氏(須恵第三小学校)

感覚統合遊びのグッズや学習の苦手さを補う教材教具など、学校や療育施設で役立つグッズがいっぱいです。思わず入ってみたくなる教室環境の中で、一緒に“遊んでみんしゃい”“作ってみんしゃい”“見てみんしゃい”。お待ちしています。

体験後、抽選で30名の方に教材をプレゼントいたします!
教材は3種類(各10個)あります。どれが当たるかはお楽しみです!

シンポジウム「子どもの心がうごくとき」メインホール[2日目13:15~15:15]

子どもの内的欲求について、SIの視点から関わりや環境づくりの取り組みがどのような体験や生活につながっているか、当事者、民間団体、福祉、医療の各立場から報告をして頂き、ディスカッションを行います。

司会:小西 紀一(姫路獨協大学 医療保健学部 作業療法学科特別教授)

シンポジスト

<ご家族>
ご家族:森下 裕代 氏
<民間団体>
山下 智也 氏(宮崎国際大学 教育学部 准教授 子どもの遊び場「きんしゃいきゃんぱす」 代表 / PLAY FUKUOKA)
<福祉>
住吉 秀人 氏(児童発達支援 放課後等デイサービス 発達支援ルームらいく 作業療法士)
<医療>
小松 則登 氏(愛知県心身障害者コロニー中央病院 作業療法士)

子ども達の学びを支える教材・教具展示21会議室[1日目 / 2日目]

「ソフトクリームをつくろう」などの安価で簡単に作れる感覚遊びの教具や玩具、「読み書きを助ける傾斜版」、「線書き練習プリントや漢字トランプなどの国語教材」、「溝付き平行垂直定規などの算数教材」などの学習を助ける教具、「文字タワー倒し」や「漢字的当て遊び」などの楽しく学習できる教材もたくさんあります。

機器展示・書籍販売イベントホール[1日目 / 2日目]

感覚統合の遊具や機器、玩具、支援グッズなどを展示します。また、発達障害関連の書籍販売などを行います。

SIマップ展示イベントホール[1日目 / 2日目]

福岡県とその近郊で行われている感覚統合療法についての情報をマップで展示します。皆様の情報交換の場になればと思います。

開催会場

研究大会事務局

第34回日本感覚統合学会
研究大会事務局
〒838-0143
福岡県小郡市大板井1143-1
社会福祉法人こぐま福祉会
こぐま学園 橋本 里香
E-mail:
office34@si-japan.net

PPC2016
第18回西日本国際福祉器機展

  • 会期:2016(平成28)年11月24日(木)~26日(土)
  • 会場:西日本総合展示場 新館
    (JR小倉駅北口徒歩5分)
    北九州小倉北区浅野三丁目8番1号
☞ HPはこちら

※学会1日目、隣の会場にて開催されています。
入場は無料です。

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